ウイッキーさんの、おだやか日和
アントン・ウイッキーさん(69歳)は、スリランカ出身の国際比較学者。その明るくやさしい人柄と、日本語力&英語力で、日本テレビ系『ズームイン朝!』の「ウイッキーさんのワンポイント英会話」という名物コーナーを15年間も担当し、お茶の間ですっかりお馴染みとなりました。現在も客員教授として大学の教壇に立つかたわら、テレビやラジオにも出演。69歳になられた現在でも、元気いっぱいに活躍されています。そのウイッキーさんも、『フェルガード』の愛飲者。このコーナーでは、毎日『フェルガード』を4包飲み続け、元気に、そしておだやかな気持ちで過ごす日々をご紹介していきます。
- 【第1話】僕が"フェルガード"を飲みはじめたワケ…
- 【第2話】頭がすっきり、頭髪がはっきり!
- 【第3話】青春の思い出、あの一字一句も…
- 【第4話】フェルガード記念日
- 【第5話】河野先生が"フェルガード"を飲んでいるワケ
- 【第6話】僕の"主食"は、"フェルガード"
- 【第7話】日本人と英語と"フェルガード"
- 【第8話】ぐったりと今年の夏 くっきり思い出の夏
- 【第9話】フェルガード教授の脳トレーニング
- 【第10話】日本の冬が好きで一句作りけり
- 【第11話】最近、フェルガードの飲み方が変わった
- 【第12話】愛は「引き算」、愛は「足し算」
- 【第13話】「すすめない」の、すすめ
- 【第14話】94歳の英会話
- 【第15話】明日を、一歩ずつ、明るい日に
- 【第16話】白澤先生に加齢制御を学ぶ
- 【第17話】健康長寿の三秘訣
- 【第18話】忘れるために、フェルガード?
- 【第19話】治療の現場で"フェルガード
- 【第20話】治療の現場で"フェルガード②
- 【第21話】星先生のファーストチョイス
- 【第22話】フェルガードで何かが"動いた!"
- 【第23話】まず『フェルガード』で患者さんを診る
- 【第24話】アドレナル・ファティーグ!?
第7話 日本人と英語と"フェルガード"
バスの運転手さんに「○してください!」
今回は、日本人と英語についてお話しましょう。 なぜって、僕は日本の人びとにしばしば「ウイッキーさんは英語がお上手ですけれども、どうやって勉強されたのですか?」と聞かれます。でもね、それは違います。僕は英語を勉強して身につけたのではなく、生まれたときから英語で育ったんです。
僕の母国スリランカ(旧名:セイロン)は、1948年に独立するまでイギリスの植民地でしたから、いまでも広く英語が使われています。僕自身も英語で育ち、加えて土地の言葉であるシンハラ語とタミル語を学びました。東南アジアの多くの国々では、だいたい2つか3つの言語を使って育ちます。ですから、あと1つ、2つの言語を学ぶことになっても、あまり抵抗がありません。
日本人は1つの言語で中学生くらいまで育つので、どうしても他言語に抵抗を感じてしまうのでしょう。それでも30年ほど前から比べれば、日本人はだいぶ英語に慣れてきました。特に若い人のリスニング・コンプリヘンション(listening comprehension)、日本語でいうヒアリングリング※は、とてもよくなりましたね。
ですから僕は、日本人も幼稚園のころから英語を使うようになれば、もっともっと早く上達するんじゃないかな、と思っています。
※ヒアリング(hearing)は、聞こえること、あるいは公聴会の意味。日本語でよく言われる「ヒアリングテスト」は英語では'listening comprehension test'。ちなみに' a hearing test' は「聴力検査」の意味です。
シンプルでわかりやすいことが人気のようです。
そして『恥(はじ)』をかくこと、失敗することを恐れてはいけません。
ちなみに第3話でお話したように、僕は当時の日本の文部省にだまされて(笑)、日本語がしゃべれないまま日本に来ました。いまでも覚えています、来日7日目のこと。渋谷からバスに乗り、駒場で下りたかったのです。バスに乗ったのはいいけれど、どうやって降ろしてもらえばいいんだろう…。思い切って英語で隣の席の方にたずねました。するとラッキー! その方は英語がわかり、「運転手さんに日本語で『降ろしてください』と言えばいいんですよ」と教えてくださいました。
僕は心の中で呪文のように『降ろしてください、降ろしてください』と唱え続けていました。すると、"アッ! 駒場のバス停を通り過ぎちゃった!"。僕は大慌てで運転手さんに「降ろしてください! 降ろしてください!」と言いました。するとバスの中が大パニック。色の浅黒いヘンな外人が「殺してください! 殺してください!」と叫んでいたのです。
夜の青森駅の「グッドモーニング!」
また、テレビ番組『ズームイン!!朝!』で青森へ行ったときのこと。東京へ帰るのが夜になってしまい、青森駅で電車を待っていました。すると、一人のおばちゃんが僕の顔を見つけて「グッドモーニング!」と声をかけてきました。夜なので僕は「ハロー」と答えました。おばちゃんはうれしそうにニコニコしながら僕の方へ来て、真っ赤なリンゴを1つくれました。
番組の中で道行く人に僕が「グッドモーニング!」と声をかけると、まだほとんどの人が逃げ去ってしまう時代でした。それなのに、おばちゃんは自分から「グッドモーニング!」と話しかけてくれたのです。
もちろん夜だから正しくは「グッドイブニング!」。でも、それがなんでしょう。彼女は毎朝番組を見て僕の「グッドモーニング!」を覚えていてくれた。その見慣れた顔が駅にいた。だから彼女のただ1つの英語であろう「グッドモーニング!」で話しかけた。もうこれで十分にコミュニケーションはとれました。心と心はつながりました。そのときのリンゴのおいしかったこと!
最近、社内公用語を英語にする、という企業が出てきました。中高年になったからといって、英語をあきらめないで! どうぞ、いま覚えている単語で、とにかく恥や失敗を恐れず話しましょう。つたない英語でも、コミュニケーションがとれればいいんです。
そして「頭が、すっきりしないなァ」と感じたら、"フェルガード"を飲みましょう。僕だって1日4包の"フェルガード"を飲んで、毎日、寝る前には英語のクロスワード・パズルを解いています。だって、あまりに日本語ばかり話しているので、英語を忘れてしまいそう…(笑)。続ける英語、続けるフェルガード、これが中高年の英語の上達法!

Have a nice day!