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株式会社グロービア

悩める人とそのご家族に、希望を。

ウイッキーさんの、おだやか日和

第23話 まず『フェルガード』で患者さんを診る

星 先生:ただ近ごろ盛んにTVコマーシャルなどで「うつ病キャンペーン」や「認知症キャンペーン」が行われており、精神科や老年科の病・医院を訪れる人びとが多くなってきています。そのことが私は気になって……。

病気には「早期検診」「早期治療」が大事と思っていたウイッキーにとって、前回の先生の言葉はスゴク気になります。今回は、先生の真意と『フェルガード』の有用性についてお伝えします。

キャンペーンの"疑心暗鬼"という弊害

慶成会新宿一丁目クリニック
星 洋助院長

星 先生:確かにうつ病や認知症においても、早期の診断と治療は重要です。しかしキャンペーンを展開することによって、多くの人びとが「うつ病ではないかしら…」「認知症になってしまったのでは…」と疑心暗鬼になり来院者が増えることは、医療の現場で混乱を引き起こすことになりはしないかと思うのです。

1回目(第21話)でもお話したように、うつ病は精神をコントロールする脳内の物質のバランスがくずれることに起因する病気です。しかしその症状は多様で、中にはあたかも認知症のように見える「うつ病性仮性認知症」や、たんにふさぎ込んでいるだけで脳内物質のバランスはくずれていない「仮性うつ病」といった方もいらっしゃいます。

薬というものは、一般的には必ず副作用があるものです。それでも薬を使うということは、ある程度の副作用のリスクをとってでも病気を治したいからです。うつ病の薬「抗うつ剤」は脳に作用するものであり、患者さんの症状を見ながら、適切な抗うつ剤を投与していかなければなりません。うつ病患者さんの中には、抗うつ剤を使うことなく、適切なアドバイスで心の支えになってさしあげる支持的精神療法で改善される方々も大勢いらっしゃいます。薬のリスクはゼロです。また脳内物質のバランスはくずれていない「仮性うつ病」に、抗うつ剤を投与すると症状を複雑にして、その結果かえって精神症状を悪化させることになりかねません。

キャンペーンで本人やご家族がうつ病や認知症ではないかと心配して来院者が増え続けると、こうした細やかな診断や処方が十分に医師にできるかが疑問になってきます。

高齢者の問題行動の第一の原因が薬の副作用ということが明らかに
なってきている現在、星先生のお話に深く耳を傾けるウイッキーさん

ウイッキー:抗うつ剤は、"毒にも、薬にもなる"のですね。認知症の場合も同じですか。

星 先生:認知症の代表的な薬アリセプトは、たいへん有効な薬です。しかし使い方を一歩誤ると、副作用が出ることはもちろん、認知症の症状がかえって悪化することがあります。認知症は自然の経過でも進行する病気ですのでアリセプトのせいで認知症が悪化したと考える医者は少ないのが現実です。認知症が悪化したら、さらにアリセプトの増量が行われ、それでも改善しない時には精神科薬の併用を行うなどで病状はいっそう複雑怪奇となり、患者さんやご家族にとってつらい思いをさせることが必ずしも稀なことではないと実感しています。

また認知症の場合、現在日本で認められている薬は4種ありますが、いずれも個々の認知症の患者さんの病状や薬剤に対する感受性に合った適切な容量をきめ細かく調整しながら処方した場合に認知症の症状を改善し、その結果認知症の症状の進行をある程度遅らせるにとどまる「症状改善薬」であり、認知症そのものを治す「根本治療薬」ではありません。ですから「認知症キャンペーン」=「認知症は撲滅できる」といった誤解を人びとに与えてしまうのではないかと危惧しています。

医師の診断を助ける『フェルガード』

医師の語るフェルガードの有用性
に、ウイッキーさんはご自身の体験
からも、たいへん納得

ウイッキー:でも、先生。僕の場合もそうだったのですが、自分で、あるいは家族の目から、「どうも近ごろ、ふさぎ込んでいる」と感じたら、どうしたらいいんでしょうか。

星 先生:うつ病や認知症ではないかと心配して、精神科や老年科を受診されるのはよいことです。しかし医師のほうに時間的に、それこそ精神的に余裕がないと、ふさぎ込むという"心の症状"に対して正確な診断と一人一人に合った適切な治療を施すことが困難になることが問題だと考えています。

医師が時間的、精神的な余裕をもつためにも、私は『フェルガード』というサプリメントは有用だと思います。すでに数々のエビデンス(臨床結果)の報告から、また私の経験からも、高齢者のうつ病でも認知症でも、ふさぎ込みの改善に役立つことがわかっています。しかも、副作用がほとんど見られません。

ですから、患者さんががうつ病か認知症かを判断する前に、あるいはどのようなうつ病か、どのような認知症か細かく診断するまでの間を、まず『フェルガード』を飲んでいただき、医師は時間をかせぐのです。
1ヵ月ほど飲んでいただいて、症状が改善されればそれでよし。ウイッキーさんの場合が、これだったのでしょう。たとえ際立った改善が見られなくても、その間に症状から細かく検診、診断して適切な治療や薬の処方が行えます。

キャンペーンで疑心暗鬼になって来院される方々が増えるということは、うつ病・認知症というより一時的なふさぎ込みという方も多いわけです。いわゆる、気分の問題です。こういう方々では、偽薬効果といってメリケン粉でも薬といって飲んでいただくと「効いてきた!」と感じとられる場合があります。ウイッキーさんは、こっちだったかも知れないなァ(笑)。

ウイッキー:先生は、薬に対してとても慎重なんですね。なんで、そんなに慎重なんですか。来院者が増えて、妥当な薬を処方して、次々に診察・治療していったほうが医療ビジネスとしてはいいのでは…。

星 先生:私は高齢者の認知症やうつ状態の患者さんの診療を行って30年近くになります。これから先、私が診療できる認知症や高齢者のうつ状態の患者さんの数にも限りがあると実感しています。今までもそうでしたが、今後、私のところに来院してくださる患者さんやそのご家族には、受診する前よりも少しでも幸せになっていただきたいと考えています。何か心や体のことで困っている人がいたら、その困っていることを助けてさしあげるのが医療です。短時間の診察で不適切な診断と処方を行って、その結果患者さんやそのご家族がかえって不幸な結果になることだけは避けたいと常々意識しています。私にとって医療とビジネスという概念は相容れません。

『認知症 家族を救う治療革命』の著者、山野井正之さんのお知り合いの方のお父様が星先生のクリニックに来院。「アルツハイマー型認知症でしたが、心臓が悪いのでアリセプトが使えない。そこで『フェルガード』をおすすめしたところ、周辺症状が劇的に改善し、たいへんよろこんでいらっしゃいました。」と星先生。

本当にうつ病の方には、その方のうつ病に適した薬や治療法で、できるだけ早く治してさしあげたい。認知症にまだ根本治療薬がないなら、せめて周辺症状を軽くして、寿命のかぎり少しでも幸せに過ごしていただきたい。医療とは、本来、薬や治療を必要としない状態に戻してさしあげることです。元に戻らない場合でも、改善してさしあげることです。結果として、患者さんを薬や治療でいじくり回すことだけは避けたい。ですから私は、薬ではないサプリメント、『フェルガード』を医師のファーストチョイスと考えています。

※ 慶成会新宿一丁目クリニックは、地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅 大木戸門(2出口)より約100m。「自分の親を安心して託すことのできる病院」として高く評価されている「青梅慶友病院」「よみうりランド慶友病院」の分院です。http://www.keiyu-hp.or.jp/shinjuku/index.php

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